とある死にたがり学生の受難

ネガティブな学生が日々感じたことをそれっぽくかいています。

もう、終わりにしよう。

もう、終わりにしよう。
この曖昧な恋かすら分からない。いや、恋ではないだろう気持ちを。

恋にすらならなかった。でも好きだった。

酷いくらい好きで仕方ないこの人に、恋して片思いできれば思いの行方が彼に届かなくても恋をしたという欠片さえ残れば、次の恋を期待できたかも知れない。
失恋という結果でも、恋をしたということが素晴らしいと感じられただろう。

しかしこれは恋ではない。

恋であればどれほど楽で楽しかっただろうか。
地球がひっくり返っても片思いの相手という枠にも入れることができやしない。

好きだ。好きだ。好きだ。

好きなはずなのに恋ができない。
こんなにも夢中なのに恋ができない。
そんなことなら初めから無ければよかった。